「地下足袋は登山にいい!」らしい。
そんなに高いものでもないし、ちょっと試してみようかと思いワークマンへ。
昔使っていた力王太郎を買おうと思っていたのだが、ちょうどよいサイズが売り切れており取り寄せになると言われたので、写真のワークマンオリジナル商品を購入。ソウルの形状もほぼ一緒だしまぁいっか。で、早速履いて近所の眉山へ凸。
徳島市のシンボル「眉山」
眉山は徳島市のシンボルとなる山でさだまさしさんの小説にもなった。
東から西へ約4.5kmほどだろうか。散策ルートも色々あり、整備された車道も通っている。
一般的には阿波踊り会館からロープウェイでも登れる眉山公園が山頂と認知されているが、
実際には眉山のやや西側の標高290mくらいの場所が最高点だ。
今日はいつもトレーニングで使っている地蔵院〜最高点までのルートを歩いてみた。短いけど、眉山の中では急登が続く良いコースだ。
地下足袋登山のいいところ。
- 安い
- グリップが良い
- 足裏が刺激される
- 素足に近い
率直な感想としてはこんな感じだろうか。
【安い】このメリットは大きい。いつも登山で使っている数万円の登山靴でトレーニング登山をするのはちょっともったいない。持久力や重い荷物を担ぐトレーニングには地下足袋のような安いのが最適。
【グリップが良い】乾いた岩や敷き詰められた落ち葉の上ならジョギングシューズとは比べ物にならないくらい滑らない。
【足裏が刺激される】木の根や岩の角がちょうど青竹踏みのような刺激で、とても気持ちいい。
【素足に近い】素足で岩を触っているくらい岩肌や苔の感触が伝わってくる。もともと地下足袋はグリップがいいのだが、掴むような感覚で岩を捉え、多分滑るときは感触でわかる。軽さも相まってかなり素足に近い。
地下足袋登山の悪いところ
- 耐久性がない
- 水に弱い
- 足裏が刺激されすぎる
- 履きにくい
さて、逆に悪いところ。
【耐久性がない】頑丈にできていないので割とすぐに傷む。数回履いて買い替えになると思う。単価は低いがコストパフォーマンスはそこまで良くないと思う。長い目でみると安いトレッキングシューズのほうが安上がりかも。
【水に弱い】耐水なのはソウルのみ。ちょっとした水たまりでもすぐに布が水を吸う。朝露なんかも同じく、ビチャビチャになる。
【足裏が刺激されすぎる】ソウルが薄いので少し尖った岩や木の根を踏むとかなり痛い。魚の目なんかあると地獄である。登りはまだしも、全体重が足に乗る下りは要注意である。今回の眉山程度でも下りの後半は足裏が痛かった。長距離・大荷物の場合には絶対向かない。
【履きにくい】足にピタピタなうえ、小判で留めるので履くのに時間がかかる。慣れれば多少早くなると思うが。逆に脱ぐのは超簡単。
結論
トレーニングにはとてもいい。ロッククライミングにもいいと思う(未仕様)。沢登でも試してみたけど、ヌルっとした岩には無力だった。歩き方が良くなるとも聞いていたがそれはどうだろう。あまり実感できなかった。ただ、安全に守られすぎている登山靴より一歩一歩の足を置く場所に気を使うようになる。だからトレーニングにはとても良い。今までトレーニング用に安いトレッキングシューズを使っていたが、少なくとも履きつぶすまでは地下足袋になるだろう。
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